明石市環境基本計画推進パートナーシップ協議会(エコウイングあかし)は、生物多様性あかし戦略の一環として、調査会社に依頼するのではなく、明石市⺠、自らの手で市内の自然環境の調査をし、最後に図鑑の形でまとめる活動をしています。題して「あかし市⺠自然図鑑」。
第1弾は明石公園の野鳥調査(2014年1月〜2016年3月)で、この⾦ケ崎公園の野鳥調査が第2弾となります。
⾦ケ崎公園は魚住町の北部、⾦ヶ崎にありJR魚住駅から徒歩では30分近くかかるため「駅前」の明石公園ほど有名ではありませんが、明石市周辺のバードウォッチャーにとっては「東の明石公園、⻄の⾦ヶ崎公園」と言われるほど大変人気のあるスポットです。
その理由は、8.5haもある広大な敷地の中に北浦池という大きなため池と⾥山を整備した樹林で構成されていること、周辺に広がる農地があり公園も含めた地域全体で野鳥にとって生息しやすい環境であることなど、1年を通してたくさんの野鳥に出会えるからです。しかも、無料駐⾞場やトイレもあって観察条件も整っています。
もちろんバードウォッチャーだけでなく、春の桜、秋の紅葉、展望台、アスレチック遊具やピクニック広場、野球グラウンドにグラウンドゴルフ場など高齢者から子供まで楽しめる市⺠の憩いの場としても人気です。
この⾦ヶ崎公園の調査期間は2015年4月〜2016年4月までの1年間、確認できた野鳥の種類は68種類でした。
この中には、サンコウチョウやムギマキ、オシドリ、ツツドリ、キクイタダキなど明石市内ではとても珍しい野鳥も含まれています。
また、キジバト、コゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、スズメは1年中⾒られました。
なお、この調査に参加した人数は417人(月平均32人)でした。