(旧)環境基本計画の見直し
平成18年6月〜平成19年3月に、明石市環境基本計画の見直しを行いました。
見直しされた「明石市環境基本計画(改定版)」の計画期間は、平成19年4月〜平成23年3月までの4年間です。ここでは、計画を見直した経緯とその内容についてご紹介します。
環境パートナーシップあかし市民会議でのグループ討議
◆見直しの経緯
明石市環境基本計画が最初に作られたのは平成12年2月です。見直しを始めるまでの7年間には、様々な出来事が起こりました。社会情勢を揺るがすもの、大型台風のあいつぐ上陸など、気候変動が注目されるきっかけとなるものなどです。
これまでの環境基本計画の考え方では、変化する情勢に対応できなくなってきました。そこで、環境基本計画の中間見直しを行うことになりました。
◆見直しの内容
最初の環境基本計画は、市(行政)が作ったものでした。
環境への取り組みは、行政が決めて市民に協力をお願いする方法では、なかなか前には進みませんでした。
今回の見直しでは、見直しを進める市民を公募するとともに、市内事業所にも声をかけました。市民、事業者、行政からなる「環境パートナーシップあかし市民会議」を開催し、作業を行いました。
また、最初の計画には目標が設定されていませんでしたが、市民、事業者、行政で設定した「13のリーディングプロジェクト」には、推進段階に応じた目標を設けました。
明石市環境基本計画(改定版)
(旧)パートナーシップでの取り組み
◆見直しのメンバー
「環境パートナーシップあかし市民会議」のメンバーが見直し作業を行い、原案を作成しました。
公募市民41名、市内事業所より4名、市役所の関係部局より17名の計62名が市民会議のメンバーでした。
環境パートナーシップあかし市民会議のメンバー
◆見直しの方法
毎月2回の合同会議は計17回開催し、その他グループごとの打合せや見学会を実施しました。6〜9月の合同会議では、地球環境や地域の環境など、その日のテーマに関するゲストの話を聴き、後半はテーマについて話し合いました。
9月〜2月の合同会議では、メンバーは3つのテーマ「ごみ・資源・ライフスタイル」「エネルギー」「自然」にわかれて、明石市で実現していきたいリーディングプロジェクトの作成に取り組みました。
(旧)リーディングプロジェクトの内容
「リーディングプロジェクト」とは、環境基本計画の全体をリードし、計画の効果を高める先進的な取り組みのことです。13項目のプロジェクトができました。
◆ライフスタイルに関するもの
LP1 あかし環境マイスター制度
環境資格制度 合格者「環境マイスター」の活動で、ごみ減量など進めます 。
LP2 くらしの知恵伝承プロジェクト
風呂敷や布おむつなど、くらしに役立つヒントをみんなで教えあいませんか。
LP3 グリーン購入推進プロジェクト
毎日の買い物で、地球環境にやさしいことができます。
その方法を明石市内に広めていきましょう。
◆エネルギーに関するものLP4 マイカーの利用を考える運動
自動車の運転を工夫して、地球にやさしいことができるとご存じですか?
LP5 自動販売機の適正化で環境を改善する
自動販売機は便利ですよね。でもちょっと視点を変えてみませんか。
LP6 市民太陽光発電所プロジェクト
環境先進国だけの取り組みではありません。
市民発電で自然エネルギーへの関心を高めます。LP7 家庭でできる温暖化防止
少しのことで出来る温暖化防止があります。エゴがエコにつながりますよ。
◆自然に関するものLP8 水でつながる明石の自然プロジェクト
〜コウノトリきて!ウミガメきて!大作戦〜明石の代表的な自然である「水」(海、川、ため池…)の環境を改善し、
コウノトリがやってくる様な自然環境を明石に作ります。
可能性はゼロじゃない!?LP9 明石に「ふれあいの里山」を復活させよう!!
IN 金ケ崎公園夏休みにカブトムシやクワガタを捕まえた思い出。ずっと明石に残しましょう。
LP10 地産地消あかし流=えこあぐり
地産地消って明石でもやってるの?できるの?
環境とどんな関係があるの?LP11 みどりのコーディネーター・プロジェクト
まちにみどりを増やしたい市民と行政の緑化施策をつなぎます。
LP12 “古(いにしえ)の今”を次世代につなぐ
「明石のよいところ」プロジェクト私だけが知ってる、じゃもったいない「明石のよいところ」!
LP13 自然環境ナビ
たくさんある明石の自然・天然資源情報をもっと見やすく、分かりやすく。